平泳ぎの息継ぎで頭が上がりすぎるのを防ぐ練習方法

平泳ぎの息継ぎで頭が上がりすぎるのを防ぐ練習方法水泳教室

平泳ぎの息継ぎの時に、できる限り頭を低い位置に保ち、前方に向けての推進力を高めながら、なめらかに泳ぐための練習方法について分かりやすく紹介します。

水泳選手の多くは、平泳ぎの息継ぎのために、水面から高く飛び出す傾向がみられます。

たくさんの空気を得ようとしているのかもしれませんが、実際にはそれほどの空気は必要なく、かえって、前方への推進力を上に向けて分散してしまうため、スピードアップの妨げとなっていますので要注意。

それどころか、パラシュートを開いて降下する時のように、信じれないほどの水の抵抗も生み出しているのです。

米国のオリンピック選手Glenn Millsらによって設立された「GoSwim」は、世界一流のスイマーやコーチが練習方法を、すべてのスイマーができるようにテクニックや細かいポイントなどのコンテンツを制作しています。

まずは、以下を参考に、平泳ぎの息継ぎで、水面上に頭を高く上げる必要はないことを理解しなければなりません。

練習の目的

平泳ぎの息継ぎでは、水面から上に頭を高く跳び出す必要がないことを学ぶこと。

そして、平泳ぎのストロークを低く保ち、息継ぎをするときにエネルギーをより前方に向ける方法を体で覚えていきます。

これにより、より滑らかで、よりダイレクトな平泳ぎができるようになります。

さっそく練習方法を見ていきましょう。

平泳ぎの息継ぎで頭が上がりすぎるのを防ぐ練習方法

通常の平泳ぎを行います。ただし、1回おきに息継ぎなしで平泳ぎをします。

息継ぎなしのストロークでは、目を水中に、またはできるだけ水面近くに保つこと。

このとき、呼吸ありのストロークと呼吸なしのストロークとの微妙な違いを感じ取ってください。

そして、頭の位置が他の体の部位と同様に、水面に近いボディーラインをキープするように意識します。息継ぎをする時としない時の違いがわずかに分かる程度です。

ディーラインを水平に保つことで、どれだけ水の抵抗が防げるかを学ぶことができます。

練習を効果的にするポイント

息継ぎありも息継ぎなしにしても、平泳ぎのリズムを崩さないこと。

息継ぎをしない時は、頭を完全に水中に入れて深く潜らないでください。ゴーグルの位置を可能な限り水面に近づけるか、水につけるぐらい。頭があまり高く上がらないようにする程度で泳ぎます。

平泳ぎの伸びが水面近くで行われると、腕が下がりすぎるのを防げ、目の位置を腕の下にする維持しやすくなります。

平泳ぎでは、手を下げないで前方に向けて突き出し、それに頭が導かれるように美しいボディーラインを作りましょう。

そして、伸びの姿勢の間、目の位置は腕の下にキープし、息継ぎで頭を起こす前にプルを始めるのがポイントです。

平泳ぎの練習方法を動画で見る

Breaststroke – Breathe Every Other Stroke