平泳ぎの推進力を上げる「ロングストローク練習方法」

平泳ぎの推進力を上げる「ロングストローク練習方法」水泳教室

実は、平泳ぎの練習バリエーションは他の泳ぎに比べても豊富にあります。

今回は、そのなかでもキックとストロークの力を最大限引き出してスピードにつなげることを目的としたストリームラインに意識を集中して行う「平泳ぎのロングストローク練習」のやり方をGoSwimより紹介します。

米国のオリンピック選手Glenn Millsらによって設立された「GoSwim」は、世界一流のスイマーやコーチが練習方法を、すべてのスイマーができるようにテクニックや細かいポイントなどのコンテンツを制作しています。

平泳ぎは、足や腕の動き、ストリームラインの姿勢などさまざまな要素が組み合わさってはじめてスピードアップが実現します。

この練習のポイントとなるストリームラインとは、水の抵抗を最大限に減らせる流線型の姿勢。

平泳ぎの前に進む力(推進力)を生み出し、スピードを上げるためには、このストリームラインがカギを握ります。

しかし、実際には、多くの人が、腕のかきの合間にみられる伸びの時間が足りないため、腕のかきとキックの力をうまく活かしきれていないようなので、ぜひ以下の練習方法を役立ててください。

平泳ぎ直前に陸で行う「プランク」

ストリームラインを意識するには、直前に、陸でプランク(足を伸ばして肘をついた姿勢)を10秒間行ってから、水中に入って平泳ぎを体のラインをまっすぐに伸ばすことを意識して泳ぐのもおすすめです。

プランクの体勢は、お尻が上がったり、下がったりしすぎないで、まっすぐな体のラインを維持するように努めます。

ロングストローク練習の目的

平泳ぎは、息継ぎのために上向きに移動した後、水中に向かって下向きに移動します。

この上下の動きが他の泳ぎよりも水の抵抗を生みだしやすくなるのです。

下記で紹介する練習は、この平泳ぎの上下の動きをストリームラインを意識しながら行うことで、水の抵抗を最大限減らすことを目的としています。

練習方法

Breaststroke – Long Stroke
  1. 水中でのボディラインの正しい感覚を得るために、まずはストリームラインでの平泳ぎキックから始めます。壁を蹴って水中でストリームラインになり、息継ぎなしてそのまま平泳ぎのキックだけですすみます。
  2. 平泳ぎのキックを3回行った後に1回ストローク(息継ぎ)のリズムで泳ぎます。
  3. (キックを1回減らす)平泳ぎのキックを2回行った後に1回ストローク(息継ぎ)のリズム。水中でストリームラインの姿勢が崩れないように意識してください
  4. これまでの練習における姿勢への意識を保ったまま、通常の平泳ぎをします。

練習のポイント

この練習では、リラックスする時間はありません。

ストリームラインの時間が長いからといって、その時間は体を休めるわけではありません。

水中での姿勢は、最大限の集中力を伴い、正確に行われなければならないからです。泳ぎはじめから最後まで水の抵抗を減らすために適切な入水の角度、タイミングに意識を集中してください。

また、すべての動作をしっかりと一貫した姿勢で行うためには、肺を発達させ続ける必要もあります。結果は常にあなた次第です。

変化するか、忍耐が打ち負かされるかを決めるのもあなた次第。それは決して簡単な道のりではありません。いつもの練習に効果的に取り入れてぜひタイムアップを実現させてください。

以下に、平泳ぎの姿勢を改善するための練習をもう一つ紹介します。

追記:Y字練習方法

  1. 壁を蹴ってストリームラインを作った後、両腕を外向きに広げます。
  2. 両腕を広げるときは、親指を軽く下に傾けて横に広げ、腕は肩からまっすぐに伸ばし、体全体でYの字になるように意識します。
  3. 腕をYの字に広げた後、両手を前方でまっすぐに揃えます。その後一回キックします。キックによって、ぐっと前に進む感覚に集中してください。
  4. これを数回繰り返した後、平泳ぎをします。

この練習を繰り返しながら、手足が下がったり、姿勢が悪くなることが原因で起こる水の抵抗を防ぎ、きれいなストリームラインの姿勢を身に着けましょう。

下半身を高い位置にキープしたまま平泳ぎのストロークをする練習方法

平泳ぎのストロークとバタ足を組み合わせたもので、特に短距離の水泳選手におすすめの練習方法です。

バタ足の力によって、足とお尻を高い位置でキープしてフラットな姿勢で平泳ぎのストロークをすることができます。

それによって、リカバリーの時に、頭と手を高い位置に引き上げやすくなったり、平泳ぎのストロークを速くして、前方への推進力を高めたりすることができます。

練習のポイントは、前方への伸びに意識を集中して泳いだ後、今度は素早いキャッチを意識してストロークの回転を上げてどんどん速くしていきます。

この練習がうまくできるようになると、手や頭、おなか、太ももの位置をフラットなポジションに保つことができ、プルから前方への重心移動がスムーズになるのでリカバリーを素早く行うことができます。

練習方法を動画で見る>>