雹(ひょう)って何?

雹(ひょう)ができる仕組みキッズサイエンス

雹(ひょう)は雨の一種で、空から降ってくる氷の粒。

ただし、ひょうの発生には以下の条件が必要です。

  1. 積乱雲があること
  2. 雲の上空が氷点下の冷たい空気であること
  3. 雲に厚みがある(垂直方向に大きく発達した雲)こと
  4. 上昇気流という強い上向きの風があること
最近の研究では、積乱雲の底に存在する水滴が、上昇気流にのって上に移動し、雲の中の氷点下の地点まで持ち上げられると、そこで凍結し、ひょうが発生し始めるといわれています

上昇気流がこのひょうをさらに押し上げると、ひょうの周りに水滴や氷の粒がどんどん付着していき、大きな氷の粒となります。

やがて上昇気流が保持できなくなるほど氷の粒が大きくなると、ひょうは重すぎて雲から地表に向けて落ち始めます。

一般的に、この氷の粒が直径5mm未満であるとあられ、それより大きくなるとひょうといわれます。

参照元:What is a Hailstorm?