なぜ緑の葉より枯れ葉の方が燃えやすいのか?

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なぜ枯れ葉は燃えやすく、緑の葉は燃えにくいのでしょうか?

それは発火点のせいです。

緑の葉の水分が、葉の発火温度をはるかに高くしているため、燃やすのを難しくしているのです。

以下に、緑の葉と枯れ葉の発火点の違いについてみていきましょう。

緑の葉と枯れ葉の発火点の違い

発火点とは、可燃物が燃え始める最低温度のこと。固体、液体、気体状態に関係なく、燃焼を引き起こすのに必要な最低温度です。

さて、緑の葉には水分が含まれています。

水には、蒸発する前に大量の熱を吸収する性質があります。

したがって、緑の葉を燃やそうとすると、まず水分を蒸発させるために大量の熱エネルギーが必要になるのです。

そのため、緑の葉の発火点に達するには、まず水分を蒸発させるという壁が立ちはだかり、葉に火がつきにくくなります。

一方で、枯れ葉は、緑の葉のクロロフィル(葉緑素)や水分が失われて、乾燥して色が薄くなったものです。

枯れ葉には水分が含まれていないため、熱をあまり必要とせず(発火温度が低い)、簡単に燃えるのです。

参照元:Why is it easier to burn dry leaves but not green leaves?