ウツボとタコに待ち伏せされるカニの運命とは

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ウツボ (チェーンリンクモレイ)はカニ狩りのスペシャリスト。

ウツボから逃げようと水を避けて岩から岩へ飛び移るカニ、必死に走って逃げ切ったように見えますが、

なんと水中から出たウツボは、裏をかいて岩の合間をヘビのようにスルスル抜けて待ち伏せ。

海では、刻刻と変化する潮の流れによって息をのむような壮大なドラマが日々生み出されています。

以下にみていきましょう。

カニ vs ウツボ

ガラパゴスベニイワガニは、潮が引いたのを合図に命がけで海草を食べにでかけます。

カニの最強の敵はウツボ。

ウツボは、鋭い歯でカニの甲羅をいとも簡単にかみ砕いてしまうのです。水中からカニを観察し、ときには水面からジャンピングキャッチ。

水中だけではありません。水から出て岩の合間をヘビのようにすばやく移動もできます。

カニたちのエサ場はまだ遠く、何度も岩から岩へ命がけでジャンプしては走り、できる限り水を避けながら進み続けなければなりません。

カニにとって安全な場所はどこにもありません。ウツボの次は、タコ。タコの次はまたウツボ。

そして、やっとエサ場にたどり着きました。

しかし、それも束の間の平和。2時間後、潮が満ち始めたら彼らは帰路で再び試練を乗り越えなければならないのです。

岩だまりで繰り広げられるカニvsウツボ、タコの手に汗を握る戦いの様子は以下の動画で見ることができます。

Lightfoot crabs ambushed by eels and octopuses | Blue Planet II – BBC