みなさん、日本の梅雨は、ヒマラヤ山脈のおかげって知っていますか。
日本とほぼ同じ緯度を見ていくと、アフリカのサハラ砂漠をはじめ、中国から西にあるイランやアラビア半島も砂漠ばかり。
緯度から考えると、本来なら日本は砂漠であってもおかしくない場所にあります。
しかし、日本では例外のように、冬には雪が、夏には梅雨による大雨が降り注ぎます。
実は、この日本の梅雨は、何千kmも先にあるヒマラヤ山脈がなかったら、存在しなかったかもしれないのです。
ここでは、なぜ日本は砂漠にならないのかについて、ヒマラヤ山脈がどのようにして日本に梅雨をつくっているのかなどを以下のとてもおもしろい動画をもとに紹介します。
日本は大陸の東の海沿いにある
日本と同じ緯度であっても、中国より西側では、雨の降らない(高気圧)砂漠の帯があります。
しかし、日本は、大陸の東側の海沿いにあるため、夏には太平洋側からの湿った空気が雨を、冬にはシベリア方面からの冷たい風が雪を降らせます。
さらに、毎年同じ時期に同じ場所に梅雨前線をつくるヒマラヤ山脈が、梅雨の長雨をもたらします。
大陸の西側には高気圧が
東京と同じ緯度にあるイランの首都テヘランでは、一年を通して東京の1/6ほどしか雨は降りません。
それは、一年のほとんどを高気圧に覆われいるからです。
赤道で温められた空気は、頻繁に赤道付近に雨をもたらします。
雨で落とした後の乾いた空気は、その後、北と南に流れていき、緯度20度から30度付近で地上におります。この上から降りてくる空気は「高気圧」と呼ばれ、その中では雲が生まれにくくなり、雨は降りません。
しかし、日本の那覇(緯度26度)は、緯度20度から30度という砂漠の帯の中にすっぽりとおさまっているはずなのに、同緯度にあるサウジアラビアのダーランより約20倍もの雨が降ります。
日本は雨(水蒸気)を生む海に囲まれている
日本では冬になると、シベリアからの冷たい空気が日本海に流れ込んで雪をもたらします。
大陸の東側では、夏になると、太平洋にある高気圧の湿った空気が流れ込み、雨を降らせます。
さらにヒマラヤ山脈のおかげで、梅雨の時期には、中国大陸から日本にかけて東西に長い梅雨前線ができます。
ヒマラヤ山脈が梅雨前線をつくる
ヒマラヤの北には、チベット高原が存在します。チベット高原は、富士山より高く位置し、日本の6倍以上もの面積があります。
ここで夏に温められた空気が、西からの偏西風に流されて日本の近くにやってくるのです。そして、この暖かい空気が、太平洋高気圧の湿った空気を持ち上げて梅雨前線が生まれるのです。
