クロールのストロークで推進力を最大にする練習方法

クロールの練習方法水泳教室

クロールにおいて、1回あたりのストロークで最大の推進力を出すために自分のストロークについて知ることを目的に考えられた練習方法です。

具体的には、ストロークの回数を最小限に減らしていく練習で、自分にあったストロークのテンポを知るだけでなく、姿勢やバタ足を見直すよい機会にもなります。

平泳ぎやバタフライなどにも応用できる簡単な方法なので練習メニューに組み入れてみてください。

米国のオリンピック選手Glenn Millsらによって設立された「GoSwim」は、世界一流のスイマーやコーチが練習方法を、すべてのスイマーができるようにテクニックや細かいポイントなどのコンテンツを制作しています。

自身のストロークのテンポや長さ、一回ごとにかける力、水中で何をしているかを完全に把握することは、より高いレベルで競争するために非常に有効です。

クロールでストロークの数を減らす練習の目的

ストロークの回数を最小限に減らしていく練習方法を紹介します。

クロールで一定距離を泳ぐために腕をかく回数は、一回当たりの進む力(推進距離)を知る目安になります。

自身の推進距離を知ることは、ストロークをどれほど効率的に動かして泳いでいるかの理解につながり、クロールのパフォーマンスレベルを上げていくうえで役立ちます。

ストロークの練習方法

100mをワンセットとして考え、25メートルごとにストロークの回数を1回ずつ減らします。

例えば、25メートルを10回の腕のかきで泳いだ時、スムーズに泳げるけれど、全く疲れないと感じた場合、数を減らしてみます。

何百メートルも続けて泳ぐのではなく、100mを1セット(25mx4)として考えて、各セットごとにクリアにします。

テクニックと細かいポイント

ストロークを減らしながらコーチや他の人に見てもらい、ドルフィンキックをスタートするときの壁を蹴る力をさらに強くしたり、バタ足を強く速く強化したり、伸びの動作や体の回転の角度を調節したりして、1回のストロークで少しでもパフォーマンスを上げられるように挑戦してください。

もし、ストロークの数を減らし過ぎて疲れるようなら、そこが体力の限界ポイントであることが分かります。

あまりにも疲れるようなら、ストロークの回数を増やして調節します。

今回は、クロールにおけるストロークの数を目安にして、1回のストロークで最大の推進力を得るために考えられたレベルアップ方法でした。

もしあなたが、クロールで最高のパフォーマンスを目指すのであれば、このようなストロークの長さ、細部へのこだわりは、新しい発見になるはずです。

今回のストロークの練習方法を動画で確認する

Freestyle – Reduced Stroke 100s