ふし浮き(蹴伸びの姿勢)の練習方法とポイント

水泳教室

ふし浮き(蹴伸び)の姿勢によって、水中での体のバランスを調整する練習方法をはじめ、姿勢がうまくできないときによくある問題点と改善点をswimLabsより分かりやすく紹介します。

水泳で、なかなか前に進まないと感じたり、長い距離を泳ぐと呼吸が苦しくなったり、足が重くなったりすることはありませんか?

これらはすべて、泳ぐときに体のバランスが崩れているサインです。

この場合、水中でどのようにバランスをとるかを考え、ふし浮きの姿勢を調整することで、より速く、より効率的に泳げるようになります。

この練習のポイントは、水中で完全に水平になることではなく、あなたの体が浮くための自然な体の位置やバランスを調整し、推進力のある楽な泳ぎ方ができるようにすることです。

ふし浮きの姿勢は全ての基本です。ふし浮きができないとけのびもできないのでぜひ以下を役立ててください。

ふし浮き練習の目的

ふし浮きの姿勢は、クロールだけでなく全ての泳ぎを効率的にしてくれるとても大切な要素のひとつ。

泳ぐ時の姿勢やバランスは、全てに影響してきます。もちろんスピードアップとも深い関係があります。

ふし浮き(蹴伸び)で完璧なバランスが取れると、無駄なエネルギー浪費を防ぐので、持久力も上がり、水中でより一層快適に自信をもって泳ぐことができるようになります。

このように適切な姿勢は、持久力とスピードに直接影響を及ぼし、はかりしれないメリットを与えてくれるでしょう。

ふし浮きの練習方法

水面にできる限り近い位置で、水平になるように心がけると泳ぎやすくなります。

まず、プールの底に足か膝をつき、両腕をリラックスさせながら前方に出しながら、顔を下に向け、体を自然に浮いた状態にします。

お尻や足が胸の高さより下に沈むと、バランスは崩れるので、まず胸を下に、お尻を上げます。胸とお尻の動きに関しては、シーソーを思い浮かべるとイメージしやすいでしょう。

ふし浮きで5秒キープできたらその姿勢のまま、クロールを泳いでみてください。

ここで、正しい姿勢でクロールを泳げない場合は、以下の問題点を考えてみてください。

姿勢やバランスがうまくとれないときによくある問題点

まず、顔は下に向いていますか?顔が前を向いてしまうと(頭が上がり)、お尻が沈んでしまうので下を向いて泳ぎましょう。

クロールでは、ストロークの腕を絶えずやみくもに動かし続けていると、肩が上がり、お尻が沈む原因になります。その場合、ストロークの手を入水した後、すぐに前に出した腕を一時停止させてみてください。

ふし浮き練習の効果

ふし浮き練習によって、体のバランスを少し変えるだけで、泳ぎ全体の効率やスピードが変わってくるのを実感できると思います。

基本を押さえた上で、身体のバランスに集中するためにこのセットをいつもの練習に取り入れてみてください。

この短時間の練習メニューによって、ボディーポジションに意識をより集中しやすくなります。

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✂️ ふし浮きのやり方とポイント
39 seconds · Clipped by cucanshozai010 · Original video "Swimming Freestyle 101: Balance" by SwimLabs Video