月の満ち欠けを学べるパズルを作ろう

キッズサイエンス

月は、約1ヶ月かけて満ち欠けを繰り返しているって知っていますか?

ここでは、月がどのように変化していくのかを楽しく学べるパズルゲームの作り方や遊び方を紹介します。

この月の形や向きの周期をマスターできれば、今夜から夜空の月をみるのがもっと楽しくなりますよ。

月は、まず、左から右側に(新月、三日月、半円と順に)大きくなっていき、満月を迎えると、その後は左から右側に小さくなっていきますよ。 >>参照:月の形はなぜ変わるのか?

月の満ち欠けを学べるパズルゲーム

月の光っている部分は、一ヶ月の間にどんどん大きくなり、満月になった後、再びだんだん小さくなっていき、最後には真っ暗になります。

月は、この一か月にわたる8つの段階の「満ち欠け」を繰り返しています。

それを白と黒の画用紙で分かりやすく表現したのが以下のパズルゲームです。

用意する物

  • 白い画用紙 4枚
  • 黒い画用紙 4枚
  • 鉛筆
  • ハサミ

パズルの作り方

コンパスや空き缶の丸いフタなどを使って、白と黒の画用紙にそれぞれ4個ずつ円を描き、それを切り取ります。

簡単にいうと、それを月の8つの満ち欠けになるように並べればいいだけです。

まずは新月から作っていきましょう。

新月は月が真っ暗で見えない時期なので、丸く切った黒の画用紙を一つ置いておくだけです。

新月の次は何が来るか覚えていますか?

三日月です。

三日月は、月の左側がほんの少し光っている状態で、それ以外の部分は暗く見えます。

この三日月を作るには、明るい部分と暗い部分の2つのパーツが必要です。

まず、丸く切った白の輪をとって、三日月の形に切ります。

あとは、その三日月の紙を切り取った後の白の紙に合わせて、黒の画用紙を切り取るだけです。

右側の大きな黒い円と、左側の白い三日月の部分を合わせると、三日月になりますね。

続いて、半月です。

これは、白と黒の丸い画用紙をそれぞれ真ん中で半分に切ればいいだけです。

白い半円と黒い半円を1枚ずつ取って、右側に黒い半円がくるように合わせると半月のできあがり。

次は、十三夜(ギブスムーン)です。

これは、月が暗い部分をほとんど残さずに光る、満月に近い状態です。

三日月と逆ですね。

先ほど切った三日月のパーツを使えばできます。ただし、今回は、白と黒を左右逆にして右側に黒がくるように置きます。

第5段階の満月は、丸く切った白の画用紙を置くだけ。

次は丸い光の輪に、一筋の影が入り始める十八夜のギブスムーン

先ほどの三日月と同じ要領で白と黒の紙を切ります。ただし、今回は、三日月の形をした黒を右側に、白は左側に配置

次は、再び半月なので、先ほど切った半月の残りをそのまま使います。

ただし、前回の半月とは逆向きの下弦の月なので、右側に白を配置

最後の第二の三日月は、最初に作った白い三日月で余った紙を使います。

でも今回は、白い部分を右側に、黒い部分を左側に置いてください。

これで完成です。

遊び方

これで8段階の月の満ち欠けが全部できました。

このゲームは、単に月のさまざまな見え方を確認するだけでなく、できたパズルのピースを混ぜて、新月から順に、また正しい順番に並べ替えることで何度も遊ぶことができます。

楽しく遊びながら、月の満ち欠けの達人になれるという素晴らしいゲームなので、ぜひ作ってみてください。

参照元:Can Moons Have Moons?