私たちは、泳ぐ時に、腕で水を後ろに押して進もうとします。
すると、身体は前に向かって進みます。
一体なぜ水を後ろに押し出すと、身体は前に進むことができるのでしょうか?
実は、このとき、押す方向だけでなく、反対方向にも見えない力が働いているのです。
これを理解するにはニュートンの運動の第3法則について知る必要があります。
2つの力は常にペアで発生する
ニュートンの「運動の第3法則」は、すべての動作(作用)には等しく反対の反応が起こると述べています。
私たちが泳ぐとき、私たちは力を加えて手の助けを借りて水を後ろに押します。これが動作(作用)です。
この動作に反応して、水は私たちを逆向きの力で前に押します。これは反作用です。
このように、前に進んで泳ぐとき、私たちは、水を後ろに押す力と同じ大きさで反対の力を受けていることになるのです。
異なる物体間に働く2つの力は常に、同一線上に反対の向きのペアで発生するため、これを「作用・反作用の法則」ともいいます。