最も珍しい虹5選

滅多に見られない虹ベスト5自然科学・地球科学

ここでは、めったに見ることのできない珍しい虹を5種類紹介します。

「二重の虹、まん丸の虹、霧の虹、モノクロームの虹、環水平アーク」についてです。

いつもの虹とは違う科学的背景と、幸運にも虹を見ることができるかもしれない場所もあわせて紹介しますね。

二重の虹

2重の虹

一般的な虹は、光が雨粒を通して私たちの目に(上から下に)反射してでき、外側から「赤、橙、黄、緑、青、藍、紫」の順に現れます。

二重の虹では、この太陽光がわずかに異なる角度で2回反射することで引き起こされるのです。

2つ目の虹(副虹)は、光が水滴で(上から下の後、下から上)2回反射して10度ほど高い位置に出るため、1つ目の虹の上にうっすらと色の順番も逆に、外側から「紫、藍、青、緑、黄、橙、赤」と現れます。

この虹は、ダブルレインボーとも呼ばれ、見ると幸せが訪れると信じられています。

丸い虹

丸い虹

丸い虹は、あなたの目線より下の空に水滴があるときに、たとえば、飛行機から、あるいは高いビルや山の上などから見ることができます。

霧の虹

霧虹

霧状になった弓型の虹は、雨粒の大きさによって色の濃さが異なることを示しています。

霧がかった虹

雷雨で見られるような大きな雨粒は、鮮やかではっきりとした虹を作り出しますが、一方で、雲や霧に含まれる細かな雨粒は、色をにじませ、色の薄い虹を作り出すのです。

モノクローム(単色)の虹

モノクロームの虹

日没や日の出時、太陽からの光線は斜めの角度から低層大気を通過して目に届きます。

すると、波長の短い青や緑は、この時間帯により強く散乱されるため、残った透過光は赤や黄色が濃くなり、単色の虹に見えるのです。

環水平アーク

環水平アーク

地平線とほぼ水平にみえる虹で、「環水平アーク」として知られます。

通常、虹は太陽に背を向けて前側に見られますが、環水平アークの虹は太陽の方に現れます。

この虹は、光が高高度で雲の中の氷の結晶を通して屈折するときに形成されます。

太陽が高い位置に昇る時期、つまり、春から夏の昼頃にしか見られません。

環水平アーク2

また、同様の原理で、日没前、日の出の直後には、「逆さ虹」の呼ばれる逆の弧を描いた虹が見られることもあります。

参照元:5 Unusual rainbows | Amazing Weather

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