卵の殻を食べる健康効果と適切な調理法

実は、卵の殻は栄養価が高いって知っていますか?

なんと、たった1個分の卵の殻で、一日に必要とされるカルシウムの2倍から4倍も摂取できるといわれるほど「カルシウムの宝庫」。

ただし、割った卵の殻をそのまま口に入れると、食中毒になる危険性が高いので適切に調理をしなければなりません。

ここでは、卵の殻を食べることのメリットと、それらを適切に調理する方法を紹介します。

卵の殻を食べるメリットとは?

卵の殻は、95パーセントが炭酸カルシウムでできており、1つのニワトリの卵あたり、約2グラムのカルシウムが含まれています。

カルシウムは日本人に最も足りていない栄養素のひとつで、一日の平均摂取量は、欧米の1/2から1/3程度だとわれ、問題視されています(国民健康・栄養調査参照)。

もし、血中のカルシウム濃度が不足すると、骨からカルシウムが溶けだして補充するようになるので、必然的に骨はもろくなっていきます。これは、特に成長期や高齢者にとって大きな問題です。

今までゴミとして捨てられてきた卵の殻をうまく食生活に取り入れられたら、丈夫な骨や歯を作って骨粗鬆症を防ぐだけでなく、脳の働きを高めて集中力を高めたり、高血圧、糖尿病、動脈硬化、認知症予防など、多くの健康効果が期待できます。

しかし、ひとつだけ注意すべき点があります。それは、卵の殻に含まれる細菌の処理です。

卵の殻にはサルモネラ菌を始め、たくさんの細菌が含まれていることを想定して、適切に調理することが大切です。

卵の殻の調理方法

  1. 卵の殻を茹でた後、95度に温めたオーブンで10分から15分焼きます。
  2. ジューサーやフードプロセッサーで、パウダー状になるまで粉砕します。
  3. これをピザやパン、クッキーなどの生地、カツの衣などに混ぜて料理に使いましょう。

この卵の殻のパウダーは、優れたカルシウム源として考えられており、特に女性の老人性骨粗しょう症の進行や痛みをおさえる効果があることが研究で明らかにされています。

ただし、長期間にわたって、摂り過ぎてしまうと、心臓や腎臓、甲状腺などに過度の負担がかかり、かえって健康を害するリスクが高まるので、1日1000mg(卵の殻1/2個分)を超えないように適正な摂取を心がけましょう。