これほど長い時間リュウグウノツカイの泳ぐ姿を見られる貴重な動画に初めて出会いました。
何世紀もの間、人々は、海で細長く巨大な未確認生物「シーサーペント」の目撃情報を記してきました。
この古代から知られる伝説上の生き物は、深海魚で知られるリュウグウノツカイがもとになったと考えられています。
以下に、生きた姿ではなかなか撮影できないといわれるリュウグウノツカイの撮影動画や未だナゾ多き生態について紹介します。
リュウグウノツカイとは
Oarfish: The Real Sea Serpent – Deepsea Oddities
リュウグウノツカイは、深海1000メートル付近でも生育する世界最大級の硬骨魚。深海生物の巨大化傾向についての調査の対象でもあります。
深海生物は、冷たい深海での低代謝、乏しい食料資源、酸素濃度の高さ、水圧など環境への適応から巨大化したともいわれ、リュウグウノツカイにおいては、成長すると11メートルにもなります。今まで17メートルに達した固体も報告されています。
この大きな体からはなかなか想像できませんが、リュウグウノツカイは、オキアミやエビなどの甲殻類や以下、コイカやクラゲといった小型生物を捕食しています。
通常は、浅瀬では生育できませんが、弱ったり、死にかけていたりすると浅瀬を泳ぐことがあり、その姿はビーチでも目撃されることがあります。
生きて撮影されることはめったになく、健康な状態で撮影するのはさらに難しいといわれ、赤いたてがみのような背びれをなびかせながら漂うように泳ぐ姿はとても印象的で美しくもあります。