葉っぱから繊細な骨格だけを残した「スケルトンリーフ」を作る方法を紹介します。
実は、この骨格は、「葉脈」といわれるもので、葉を支える働きもあるため、丈夫な繊維質でできています。
葉脈はまた、血管のように、水や栄養を運ぶ通り道として葉全体に網目状に張り巡らされているため、とても繊細な模様ができ上がるのです。
一般的に、葉っぱから、柔らかい組織(葉肉)を取り除いて、葉脈だけしたものは葉脈標本と呼ばれています。
葉脈標本を作る方法
- なべに水を入れて沸騰させる
- 沸騰したら、葉っぱと重曹を入れて一緒に煮る
- 煮汁ごとタッパーに取り、24時間おいておく
- 葉を歯ブラシでトントンとたたくように軽くあてて葉肉を落とす
- 絵の具で色付けたのち、乾かす。
重層がない場合は、葉っぱを2、3週間程度水に浸けるだけでもできます。その場合、2.3日ごとに水替えをしましょう。
葉脈標本の詳しい作り方はこちらの動画でご確認いただけます。
☘How to make Skeleton Leaves at Home/Home Decor Idea
作り方は他にもいろいろあるので、科学研究の題材にもおすすめです。
個人的には、洗剤を水に溶かした液に10日ほど浸ける方法が一番きれいな葉脈標本が作れましたが、すぐに作りたい場合は、パイプ洗浄剤や漂白剤(ハイター)を加熱したものに浸けると20分もしないうちにできます。
できあがった葉脈標本で、アート作品やしおりなどを作って楽しむこともできますよ。