エンジニアについて、何をする人か、仕事の種類や内容を分かりやすく紹介します。
結論からいうと、エンジニアとは、問題を発見して、それを解決する方法を考える技術者。
問題とは、ほとんど全て、無限大です。
一言でエンジニアといってもいろいろあり、以下のように必要なスキル(能力)や知識もさまざまなのです。
問題を見つけて解決する方法を考える技術者「エンジニア」
たとえば、エンジニアにとって空は格好の出発点なのです。
空や宇宙を飛ぶことで、どんな問題が解決できるかな?
人間にとってより安全な飛行機を作ったり、より速く飛ぶロケットを作ったりすることができるかもしれません。
航空宇宙エンジニアと呼ばれる技術者は、このような飛行に関係する問題に取り組んでいます。
飛行機をもっと静かに飛ばすにはどうしたらいいか、とかね。
そして、宇宙へ行った人はみんな、航空宇宙エンジニアの助けを借りているのです。
どうですか?なんだか楽しそうな仕事でしょう。
地上の問題を解決するために働いているエンジニアもいます。
建築に関するエンジニア
以前、レッドウッド国立州立公園に行ったときにとてもかっこいい橋を見たのを覚えています。
あれは橋のエンジニアの仕事によるものです。
建築技師は、川を渡る方法や高い山を通り抜ける方法などの問題を見つけ、解決する方法を考えます。
トンネルや橋、あらゆる種類の建物(超高層ビルも含む)を設計したり、建築に必要となる技術や材料、部品を開発したり探して考えたりするエンジニアです。
コンピューター関連の問題を解決するエンジニアもいます。
コンピューター関連のエンジニア
たとえば、この映像はどうやって家の中に届くと思う?
コンピュータやソフトウェアのエンジニアは、コンピュータがビデオを再生するなどの動作を行うための指示、プログラムを書きます。
私たちが暮らすうえで欠かせない水道や電気、道路などのインフラだけでなくコンピューターのネットワーク問題にとりくむのがインフラエンジニアやネットワークエンジニア。
インターネットを通じて友達とお話できるのも、そのようなエンジニアたちのおかげです。
そして、これらはエンジニアの仕事のほんの一部に過ぎません。
コンピューターシステムの開発にかかわるシステムエンジニア、それをもとにさまざまな言語でプログラミングを行うプログラマー、ウェブを担当するウェブエンジニア、サーバーを担当するサーバーエンジニア、IoTエンジニアなどコンピューターに関するものだけでも数多くのエンジニアが存在することが分かります。
身の周りのエンジニア
環境エンジニアは、水や空気をきれいにするために、環境に関する問題を解決します。
今、注目をあつめるリサイクル装置や、環境汚染への問題を見つけ、解決する方法を考え出す技術者です。
電気技師は、家や街に明かりをともすための電気を確保し、電気をつかったかっこいいおもちゃやガジェットを動かすための部品を設計しています。
まだまだたくさんあります。
エンジニアのように考えよう
もし、次にあなたも身近な問題で何かに困ったり、どうしようかなと悩んだりしたら、エンジニアのように考えてみてください。
おもしろそうですね。なんだか私もエンジニアになれそうな気がしてきました。
ただし、エンジニアは問題の答えをただ推測するだけではありません。
ある種の計画を持って問題に取り組んでいます。
その指針(方向を示す方針)となるのが、2つの基本ステップです。
まず、問題を定義すること。
問題を定義するとき、単に「うまくいかない」というだけではいけません。何が問題なのか、何を解決したいのかを明確にしなければなりません。
次のステップは、その問題を解決する方法、つまり「ソリューション」を考えることです。
解決策は1つではないので、エンジニアはいろいろなアイデアを出そうとします。
人それぞれ、別の解決策を考え、そのアイデアを比較して、どちらがよりうまくいくかを確認します。
自分のアイデアを他者と共有しやすくするために、作るのに必要なものや選択肢を1つずつ紙に書き、解決策を考えるのもいいでしょう。
エンジニアってどんな人?
いかがですか?
エンジニアと聞くと、とても難しい仕事のように感じるかもしれませんが、
身近な問題を発見し、それを解決するための方法を考える
これが、エンジニアの基本です。
どのような職種のエンジニアもこの基本からスタートし、それぞれの専門的なスキルや知識を身に着けてステップアップしていくのです。
まずは、あなたの興味ある分野での問題をみつけてみてださいね。