私たちのまぶたは、透明ではありません。
それなのに、まばたきをすると目の前が暗くならないのはなぜでしょうか?
私たちが物を見るのは、物からの光が目に入って網膜に当たったときです。
なぜ暗く見えないのか?それは、脳が網膜からの情報をコントロールして、暗闇を無視するからです。
以下にまばたきをコントロールする脳の仕組みについてみていきましょう。
まばたきをコントロールする脳の働き
脳が、まばたきの間、暗闇を無視するように制御すると、私たちは意識的に暗くなったことに気づきません。
また、専門家によると、まばたきは、脳の内側前頭前皮質という部分で制御されており、そこでは、まばたきをする前に見た最後の映像を記憶し、それを使って暗闇を埋めているのです。
こうして、私たちは、まばたきによって途切れることなく連続した映像を見ているかのように感じることができるのです。
また、動いているものを見ているときにまばたきをした場合、脳は、瞬きの前後でその動いている物体の位置の違いを判断します。
それによって、瞬きをした後でも、動いている物体に焦点を合わせられるように目の筋肉を調整するのです。