アフリカウシガエル(Pyxicephalus adspersus)はアフリカ最大のカエルで、噛む力が強くとても攻撃的です。
にもかかわらず、献身的な父親でもあります。
繁殖期を迎えたアフリカウシガエルは、雨季に大きな池の縁にある小さな池で何千もの卵を産卵し、交尾が終わると1匹のオスが残り、孵化したばかりのオタマジャクシを見守り続けます。
しかし、しばらくすると小さな池の水が干上がり始めました。このまま水がなくなるとおたまじゃくしたちの命は1時間ともちません。
そこで、献身的に子を守ろうとする父親は、新しい水源に向けて、おたまじゃくしらが移動できる水路を掘りはじめました。
後足をで器用に泥を取り除いていき、水を引きながら道を切り開いていきます。
アフリカウシガエルのおたまじゃくしたちは無事新しい水源にたどりつくことができました。
アフリカウシガエルの子育てについては、以下の動画でみることができます。
Bullfrog Dad Protects His Tadpoles