木の上でサルを狩るヒョウ

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ヒョウがサルを狩るために木から木へジャンプ。

木の上ではサルの方が有利かと思いきや、素早さとジャンプ力で軍配が上がったのはヒョウでした。

時には、ヒョウが自分より大きな獲物、シマウマを口にくわえて木の上に上がる様子も。

彼らの狩猟スキルの高さにはただただ感心させられます。

大型ネコ科動物の中で、ヒョウは、動物界トップクラスのジャンプ力をもちます。

幅跳びなら6メートル、垂直には最大で3メートルも跳べるほどの跳躍能力は、発達した強力な筋肉のおかげです。

この並外れたジャンプ力がヒョウにとって役立つスキルであることは、以下の動画からその理由がわかります。

Only A Leopard Can Hunt Like This. Cunning Hunting Technique of Leopards.

優れた狩猟技術

ヒョウは肉食動物で、典型的な単独行動のハンターです。

大型野生ネコ科動物の中で、一番小さなサイズですが、他の多くの捕食者の羨望の的となるような利点もあります。

木の上から待ち伏せ攻撃を仕掛けることができ、木から木へとサルのように飛び移ることもできます。

独創性に富んだ彼らの狩猟スキルはまさに驚くべきものです。

木に登って狩りをする方法にも卓越しています。

狩りをする時、これらのネコ科動物の戦術は、気付かれずに獲物にどれだけ近づけるかですが、これらはヒョウにとっては朝飯前。

彼らは、隠れて待ち伏せすることなんて呼吸するのと同じくらい自然なことなのです。カモフラージュの達人で、「Ghost(幽霊)」とあだ名が付けられているのも必然的なのかもしれません。

ヒョウは、倒せる動物なら魚であろうと何でも食べます。空腹にならないためにもこの多様な食事は重要です。

動物界では、生き残るためにはときには、ワニの口の中から獲物を横取りすることも。

獲物を木の上に引きずり上げる唯一のネコ科動物

ヒョウは、獲物を捕まえた後は、他の目から遠く離れたところに隠す必要があります。

ヒョウは単独行動をする動物であり、地上では体も小さいため、そのままでは狩りの獲物を競争相手に横取りされるリスクがあります。

このために食料を保管するのに最適な場所「木」を使うのです。

獲物を木の上に引きずり上げることで、競争相手から獲物を守ります。

地面から高い位置にいるので、落ち着いて食事をし、狩りの成果を楽しむことができます。