Hey Diddle Diddle|ヘイ ディドル ディドル

2010年1月13日

Hey Diddle Diddle/ヘイ ディドル ディドルは、歌詞に絶妙な韻が踏まれ、聴いているうちに自然と歌をマスターしてしまうような楽しいリズム感があるマザーグースの歌です。

ネコがバイオリンを弾き、牛が月を飛び越え、こいぬが笑い、お皿とスプーンが逃げ出すというナンセンスな歌詞は、イギリスでは知らない人がいないほど有名で、様々な解釈がされています。

軽快なメロディーとは逆に、歌詞に秘められた意味は深く、アーティストや作家の想像力をかきたてる不思議な魅力があるようで、古今を問わずいろいろな小説やアート作品の題材にされてきました。

歌詞 意味

Hey diddle diddle,
The cat and the fiddle,
The cow jumped over the moon.
The little dog laughed to see such fun,
And the dish ran away with the spoon.

ヘイ ディドル ディドル
ネコにバイオリ
雌牛が月を飛びこえてジャンプ
それを見たこいぬが大笑い
お皿とスプーンは逃げ出した

<谷川俊太郎の訳>

えっさかほいさ
ねこにバイオリン
めうしがつきをとびこえた
こいぬはそれみておおわらい
そこでおさらはスプーンといっしょにおさらばさ

歌の解釈の仕方

Hey Diddle Diddleの歌は、世界中でいろいろな解釈がされています。

星座説

4月の星座について歌われているマザーグースの一節ではないかという説があります。

歌詞に登場するものを、星座におきかえると、獅子座、琴座、牡牛座、小犬座となり、そこには4月の星座という共通点が生まれます。

農業で4月は、種まきなど、特別な行事が多い時期であることから人々の生活と関わりの深い農作物と関係するのではないかとする説もあります。

エリザベス女王説

エリザベス一世が権力を握った世の政治を、イギリス人が風刺した童謡であるとする説もあります。

エリザベス一世の当時のあだ名は猫。そして、女王御用達のバイオリン弾き。子犬は、エリザベス女王と愛人関係にあった宰相バーガリー卿、皿は宮廷の給仕役、スプーンは宮廷料理の毒見役だといわれます。

また、エリザベス女王の命令にしたがってある家来(牛)が他の家来(エリザベスの反感をかった家来:月)に襲いかかるのを見た宮廷の給仕役と毒見役は、自分に災いがふりかかるのを恐れて逃げたという話もあります。

上記の他にも、古代ギリシャの腐敗や古代エジプトのハトホル女神を描写したものであるなど、いろいろな解釈があるので、調べてみるともっとおもしろい発見がありそうです。