クレンズジュース(デトックス飲料)には効果がない理由

栄養士Andy Bellatti氏を思い悩ましているのは、多くの人が見逃している「クレンズジュース(デトックス飲料)」の落とし穴です。

たとえば、健康やダイエット目的で、クレンズジュースをメインにした食事が取られることがありますが、クレンズジュースだけでは、十分な鉄分やカルシウム、タンパク質を摂取することができないどころか、デトックス効果は期待はできません。

さらに、血液の浄化を助けるオメガ3脂肪酸に関しては、少しも含まれておらず、食物繊維や糖分の摂取に関しても、様々な問題があります。

ここでは、クレンズジュース(デトックス飲料)がどうして効果がないといわれるのか、その理由について、ラスベガスで登録栄養士として活躍しているAndy Bellatti氏が体内のメカニズムをもとにアドバイスしたものを分かりやすく紹介します。

クレンズジュースに効果がない理由

下記は、クレンズジュース(デトックス飲料)の栄養面やデトックス効果を中心に検証されたものです。

食物繊維が摂取できない

大きな問題点は、果物や野菜を絞ったジュースでは、体が必要とする食物繊維がほとんど含まれていないことです。

食物繊維は、血圧を下げたり、健全な大腸や心臓の維持を助けたりと、人間の健康に多くのメリットをもたらします。また、食後の満腹感を長い時間持続させます。

アメリカでは、一日の食物繊維の推奨摂取量は30gですが、平均的には14gしか摂取されていないといわれています。

糖分が多い

特に果物をベースにしたジュースは、栄養が多い皮が取り除かれて、糖質が集中している果実が使われています。また、繊維質があまり含まれていないので、生の果物を食べるよりも、体内に糖質が吸収されやすく、血糖値の上昇も大きい傾向があります。

デトックス効果は期待できない

デトックスとは、解毒、つまり、体内に溜まった毒素(人体に悪影響を及ぼす化学物質、主に重金属や合成化合物、薬物)や老廃物を取り除くことです(wikipedia参照)。

現段階で、クレンズジュースのデトックス効果を証明するような科学的な根拠はありません。

そのため、体内から有毒なものを排出するためにクレンズジュースを飲む人は、まずは、体の仕組みから理解する必要があります。

実は、人間の体には、体内の毒素を排出する器官がすでにあり、デトックスは自然に行われています。その役割は、肝臓と腎臓がになっており、血液中の老廃物や毒素を排出して、日々血液をきれいにしています。

以上のことから、生物学的に考えても、クレンズジュースのような特定のものだけを摂取するよりも、腎臓と肝臓を健康に保つための健康的な食生活を行う方がデトックス効果は高く、それだけで十分です。

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