消えるインクの作り方|見えない文字を浮き上がらせる科学実験

見えないインクの作り方(塩基)キッズサイエンス

科学者たちは、日々ラボで、化学反応について研究していますが、実は身近なもので彼らと同じような実験をすることができます。

今日はその一つ、特別な化学実験をやってみましょう。

見えないインクを作るのです。

それは、文字を書いたはずが、インクが消えて、その上に特別な色を塗ると、秘密のメッセージが浮かび上がるという実験。

必要なものは、重曹、水、ブドウジュース、コップ2個、綿棒(筆)。

それと、文字を書くための白い紙だけ。

今回は、見えない文字を浮き上がらせる科学実験「シークレットインク」の作り方ややり方から塩基と指示薬について学ぶ方法を紹介します。

見えない文字のインクの作り方

まず最初にすることは、重曹1/4カップ水1/4カップを混ぜることです。

分量は正確でなくてもかまいません。ちょうど同じ量になるようにします。

この重曹と水を混ぜたものが、文字を書くためのインクになります。

できたインクに筆や綿棒をつけて、白い紙に何か書いてみましょう。

あとは乾くのを待てば、メッセージは隠れます。

さて、インクが乾いたようなので、秘密のメッセージが浮き上がる準備が整ったようです。

準備はいいですか?

消えた文字を浮き上がらせる実験

では、消えたインクを再び蘇らせてみましょう。

ブドウジュースはそのためのものです。

ブドウジュースに筆を浸して、メッセージの上を塗りつぶします。

すると、メッセージが浮き出てきましたね。

重層は科学者らが使う「塩基」

この不思議な現象「見えないインク」を作る方法はたくさんありますが、これは最も簡単で、最もクールな実験方法の一つだと思います。

実のところ、この実験は、多くの科学者が毎日研究室で行っていることと同じことをしているのです。

ラボで科学者たちは、秘密のメッセージを書いているわけではありませんが、私たちがやったように、何かを混ぜ合わせて化学反応を調べているのです。

見えないインクを作るために使った重曹は、実は「塩基」と呼ばれる化学物質の一種。

よく耳にする「アルカリ」は塩基のなかでも水に溶けたものをいい、その性質をアルカリ性と呼びます。

重曹は安全な塩基なので、家庭で料理や実験に使うことができますが、科学者も研究室でよく使うことのある化学物質のひとつです。

ブドウジュースは「指示薬」

そして、紙の上の塩基にブドウジュースを加えると、お互いに反応します。

重曹に触れると、ブドウジュースの中の化学物質が変化して、色が濃く変化したのです。

それによって、紙のメッセージ部分の色が濃くなって、メッセージを読み取ることができたわけです。

実は、科学者は研究室であらゆる種類の塩基を使い、ある化学物質が塩基であるかどうかを調べています。

そのためには、その化学物質を指示薬リトマス紙などある物質の存在やその濃度を示す化学物質)と呼ばれるものと組み合わせます。

これは、科学者が使う別の化学物質で、塩基と混ざると色が変化します。

さて、どうでしょう。

ブドウジュースの成分のひとつが、指示薬として機能するのです。

それはアントシアニンと呼ばれるもので、塩基に触れるとより濃い紫色になります。

もともとブドウジュースはすでに紫色をしていますが、重曹のような基材に触れると反応して、もっと濃い紫色に変化するのです。

塩基と指示薬の化学反応を身近なもので体験しよう

いかがでしたか?

これが透明インクの科学実験の秘密でした。

これで、重層とブドウジュースがある限り、お友達と互いに秘密のメッセージを書くことができますね。

この実験の知識をもとに、高校の化学では、「塩基とは」、「酸とは」、「アレニウスの定義とは」、「ブレンステッド・ローリーの定義とは」とより深く学んでいくと思います。

これからも身近なものから学べる科学をどんどん紹介していきますね。