クロール:腕が短く、手が小さい人向けストロークテクニック

水泳教室

一般的に、短めの腕、小さい手は、水泳でいうと不利な体形ですが、独自のストロークテクニックによって、推進力を大幅に改善する結果を導くことができます。

今回は、スイミングコーチのAdam Young氏が、 腕が短く、手が小さい人におすすめするクロールの泳ぎ方をHannah McKercharさんのクロールを例に解説したものを紹介します。

Swim Smoothは、20年近くにわたり、何万時間もの実際の水泳のデータに基づいたコーチの教育法で、業界をリードする水泳コーチングシステムを開発。アプリなどを手掛ける。

欧米人に比べると比較的手足が短めである日本人にとって、特に参考になる泳ぎ方です。

腕が短い人のクロールでのデメリットと改善点

腕が短い人が、欧米の金メダリストたちのように大きくて長いストロークをマネようとしてもなかなかうまくいかないことがあります。

そこで、初心者や女性におすすめなのが、ハナさんの整然としたストロークです。

ハナさんは、身長に比べて腕の長さが平均よりも、約7、5cm短いようです。

その場合、大きく伸びのあるストロークではなく、腕の動きがリズミカルで速く、整然としたストロークに改善。水の流れに身を任せるようにストロークを意識し、水の抵抗に逆らうことは一切ありません。

自分にあったストロークのリズムを見つけることは、どのような人にとっても大切なポイントなのです。

  • 息継ぎの時は、前に伸ばした腕を下げないこと。腕で息継ぎを支えることで、頭を起こさなくてもできる。
  • 水の中で腕を引く時は、下に向かってではなく、後方の壁に向かって押すイメージで。
  • 息を吐く時、絶えず力強い泡が水に出るのが分かる。これによって、体をリラックスすることができ、脚を水面近くでキープできる。
  • 特に3分25秒くらいに出てくる腕の動き、角度を確認してください。腕は曲がり、指先は下をさし、手の平で後方の壁に向けて水を押すのが分かると思います。
  • 5本の指先はきつく揃える。すとろ

ハナさんのクロールは、体の傾きやバタ足を改善することでもっと速くなる可能性があります。

まだ改善点はありますが、腕の動きは参考になる部分が大きいので動画を見ながら役立ててください。

腕が短く、手が小さい人向けクロールを動画でみる

Interesting Freestyle Strokes: Hannah McKerchar