湯たんぽに水が使われるのはなぜ?

湯たんぽが長い時間温かい理由「比熱」キッズサイエンス

どうして湯たんぽは、こんなに長い時間温かさを保ってくれるのでしょうか?

これは比熱という概念によるものです。

物質の比熱とは、その物質が温度を変化させるために吸収したり失ったりする熱エネルギーの量のことです。

比熱を見れば、それが熱しやすく冷めやすい物質かどうかが分かります。比熱が小さければ、少ない熱エネルギー量で温度は変化しやすいことを意味します。

では、この比熱をもとに、湯たんぽになぜおが使われるのかを見ていきましょう。

水は温まりにくく冷めにくい性質がある

さて、湯たんぽに使われるのはお湯です。

牛乳やアセトンのような他の液体と比べると、水の比熱ははるかに高い。

つまり、他の液体と比べて、水が熱くなるためには、大量の熱を吸収する必要があるのです。

同時に、比熱の高い水は、牛乳やアセトンに比べて冷めるのに時間がかかることを知っていますか?

結果的に、水は冷えるのに時間がかかるため、温かさをより長い時間利用することができ、湯たんぽとして使うのに最適で便利な素材となります。

参照元:specific heat of water