湖はどうやってできたのか?

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湖は海とは別の水域です。

湖は、川よりも流れが緩やかで、海のように塩分を含んでいることもありますが、川のように淡水であることも多くあります。

湖は海よりも小さい。しかし、それでも規模はかなり大きくなることがあります。

世界最大の湖は、中央アジアにあるカスピ海と呼ばれる湖です。

面積はほぼ40万平方キロメートル。

2番目に大きな湖は、北アメリカにある「スペリオル湖」で、ウィスコンシン、ミシガン、ミネソタの3州とカナダに接しています。

五大湖の中で最も大きな湖です。

このような大きな湖を作るには、大きな変化が必要でした。

そして、それは約10万年前に始まったと考えられています。

以下に、五大湖のひとつ「スペリオル湖」がどのようにして形成されたのかについて紹介します。

氷河によってできた湖

10万年前といっても、恐竜はすでにいなくなっていました。

しかし、アメリカのある地域では、サーベル・トゥース・キャット(剣歯虎)や、ゾウの親戚で絶滅した巨大なマストドンを見ることができたかもしれません。

サーベル・トゥース・キャット、マストドン

その頃、現在のウィスコンシン州を含む北アメリカの一部を大きな氷が覆い始めました。

一面に広がっていた巨大な氷の毛布は、毎年春になると溶けていたわけではなく、とても長い間存在していました。

湖を形成した氷河

これらの氷床はとても重かったため、長い時間をかけて、ゆっくりと大地を削っていった。

そうして岩や土が削られ、地面に大きな穴が空いたのです。

これは、砂浜で砂をかき分けながら足を引きずると、砂が押し流された跡が長く残るのと同じようなものです。

湖の形成され方

それらはかなり時間をかけて起こる変化だったため、もし人々がその場にいて見ていたとしても、あまりにゆっくりで誰も気づかなかったでしょう。

やがて、固体の氷はすべて溶けて液体、つまり水になったのです。

そしてその水はどこかに行く必要がありました。

どこかわかりますか?

氷河が溶けて湖になった

液体の水は、氷床が切り開いたすべての穴に流れ込んだのです。

時が経つにつれて、その穴は徐々に水で埋まり、現在の五大湖になりました。

氷河によって形成された湖の誕生です。

参照元:How Do Lakes Form?