月は、地球の1/4ほどの大きさしかありませんが、地球に最も近い天体で、表面積でいうと日本の約100倍もあります。
また、海の満ち引きは、月の引力が大きく関わっています。
そんな地球にとってとても身近な存在である唯一の衛星「月」が、ある日突然、爆発してしまったら、一体地球には何が起こり、人々の生活にはどのような影響が出るのか、そして、それはどれくらいの確率で起こり得るのかを分かりやすくシュミレーションした動画を紹介します。
どうやら、月の爆発は、ただの爆発では済まないようです。
月が爆発したときのシュミレーション
まず、地球上には、爆発による月の破片の激しい雨が降り注ぐ可能性があります。
それは何千年も続き、地球上にあるほぼ全ての命を消し去るかもしれません。
ニール・ステファンソンによる2015年のSF小説「SEVENEVES」では、月は「警告なしに、明白な理由もなしに」爆発するであろうと告げています。
そして、もしそれが現実に起こった場合、物理学者は、ステファンソンによる科学的予言は正確であると指摘しています。
月の破片は、お互いに衝突し続け、より小さな破片に分割されていきます。これは、地球の周りに巨大な破片の雲を作り出していき、すぐに、地球に落ち始めます。
そして、月の破片による激しい砲撃は、地球上のあらゆるものを燃やし尽くし、海をも蒸発させるといわれています。
恐らく、生き残るために、人類は、何千年もの間、宇宙に脱出しなければならないかもしれません。
しかし、地球に災難をもたらすであろう月の爆発は、惑星の衝突によってのみ引き起こされ、幸運にも、それが起きる可能性は、確率的に言ってほとんどないであろうといわれています。