月の重力は地球の6分の1です。
つまり、月で開催されるスポーツ大会では、選手たちはより遠くまでジャンプし、より多くのものを持ち上げることができます。
重量挙げの選手は自己ベストの6倍も物を持ち上げることができ、円盤投げはより遠く、エンパイアステートビルの高さまで投げることができるでしょう。
スキーヤーやスノーボーダーは、チリに覆われたゲレンデで、4回転バックフリップという夢のような大技を披露し、低重力のうえ、スローモーションなので転んでも痛みは少ない。
以下に、オリンピックが月で開催されたらどのような記録が出るかを紹介していきます。
重量挙げ
月では、重りの重さは地球の6分の1です。
それは、地球での6倍の重さのウェイトを持ち上げられることを意味します。
スナッチ・リフト56kg級、男子地球記録約139 kg。
これは月では6倍の約834kg。これは、メスのキリンくらいの大きさに相当。
スナッチリフト48kg級、女子地球記録98kg。月では約588kgとなり、イタチザメの大きさに相当。
走幅跳
月では、地球の6倍遠くまでジャンプできることを意味します。
男性地球記録8m95。月では53m70。これは、アメリカンフットボールのフィールドの幅相当のジャンプになります。
女子地球記録 7m52。月面で約45m。これは、トラクター・トレーラー2台分を飛び越えるほどのジャンプです。
円盤投げ
月では地球の6倍の距離を投げることができるようになります。
男性の地球記録 74m08。これは月面で444m48cmで、エンパイア・ステート・ビルの高さに相当。
女子地球記録76m80。これは月面で460m80。ジャンボジェット機6機分の長さに相当します。
実際には、アスリートは月面でこのようなオリンピック競技をすることはできません。
しかし、いつの日か月面基地で人々が生活し、オリンピックが開催される日が来るかもしれませんね。その時には新たな月面用競技も生まれているでしょう。