電気ウナギの攻撃から生き残る方法はあるのか?サバイバルテクニック

2021年8月 1日

電気ウナギ。アマゾンの熱帯雨林に生息するこの生物は、獲物を噛んだり刺したりする代わりに、最大600ボルトの電気を放出します。

もし遭遇してしまったら?

あるいは、電気ウナギの入った池に誤って落ちてしまったらどうなるのでしょうか?

今回は、電気うなぎが、なぜ、どのようにして人間に電気ショックを与えるのか、また、彼らの攻撃によって、私たちはどのような影響を受けるのか、電気ウナギの攻撃から生き残る方法はあるのかについて紹介します。

電気ウナギはなぜ人間を襲うのか

電気ウナギの池に飛び込もうと決意しても、そのチャンスはないかもしれません。

彼らは、空気呼吸を併用する魚なので水から脱走できます。

あなたが池の外に立っているだけで、それを見た電気うなぎが水から飛び出て襲い掛かってくる可能性があるのです。

加えて電気ウナギは、あなたよりも怖がりの小心者だと思ってください。

そうなんです。電気ウナギは自らの危険を察知したり、目の前の物を食べ物だと認識したりすると、水中から飛び出してショックを与えることができるのです。

それは、水の中にいるときよりもさらにパンチ力が効いています。

そのため、池に入る前から注意が必要なのです。

それでは、もし電気ウナギの池への飛び込みに成功したらどうなるでしょう?

それはとても危険であるのは間違いありません。

魚がどのように人に電気ショックを与えるのか?

基本的に、電気ウナギは人間を獲物にすることはなく、日常生活では恐れることはありません。

しかし、彼らが人間に脅威を感じたり、人間を食べ物だと認識したりした場合は、間違いなく電気ショック攻撃を与えるでしょう。

それでは、電気ウナギの攻撃について、平均的な大きさのプールに電気ウナギを1匹入れたケースで考えてみましょう。

電気ウナギの体の仕組み

まず、あなたが水に入るとすぐに、電気ウナギは、体内にある3つの電気器官を使って放電し始めます

これらの器官は、個々がバッテリーのように働く特殊な電気細胞が鎖のように長く連なることで、電圧を高めることができます。

電気ウナギはこの器官を使って、獲物にショックを与えるだけでなく、ナビゲーションやコミュニケーションなどを行っています。

周辺に微弱な電流を発生させて、自らの電場を作りながら、周囲の障害物や獲物の位置などの情報を得ているのです。

つまり、最初の電気ショックは、あなたの位置を特定するために使われます。

電気ショックによる影響

小型の電気ウナギであれば、電気ショックにチクッとしますし、筋肉が痙攣することもあるでしょう。

電気ウナギは、それによってあなたが水しぶきを上げることを期待しています。その方が、あなたを見つけやすくなるからです。獲物の位置が分かると、ウナギは2回目の電気ショックを与えてきます。

この電気ショックは、600ボルトに及ぶこともあります。これは、日本で使われているコンセントの電圧の6倍に相当します。

この電気ショックだけでは死なないかもしれませんが、致命的な結果を招くでしょう。

まず、筋肉のコントロールを失います。それは、私たちの筋肉は電気刺激によって筋収縮が促されているからです。

電気の刺激が強すぎると、体の主要な機能が失われてしまうだけではなく、強い痛みを伴った筋収縮が起こります。

その結果、気絶してしまうのです。

そして、そこは池の中。つまり、気絶するとそのまま溺れ、60秒で死んでしまうのです。

もしその前になんとか外に出られれば、助かるかもしれません。

しかし、このような衝撃を受けた場合、数ヶ月後、あるいは数年後に火傷や傷跡が残ったり、さらには筋肉が痙攣したりといった影響が出ることもあります。

電気ウナギは仲間同士で仲が悪い

これは、1匹の電気ウナギによる致命的な攻撃の結果です。もし100匹の電気ウナギの池に飛び込んだらどうなるのでしょうか?

飛び込んだ瞬間、即死です。

それは、電気ウナギ同士の相性が悪いからです。

小さな水槽にたった2匹入れただけでも、お互いに叩いて攻撃し合って電気ショックを与えてしまうのです。

もし、平均的な大きさのプールに100匹の電気ウナギを入れようとすると、水の中は魚の叩き合いと数千ボルトの電気の嵐で満たされることに。

電気ウナギの攻撃から生き残る方法はあるのか

想像するだけで恐ろしいですね。

それでは、電気ウナギの攻撃から生き延びる方法はあるのでしょうか。以下に電気ウナギに遭遇した場合のサバイバルテクニックを紹介します。

1.一人では近づかない

平均的な電気ウナギは、体長が1.8メートルから2.5メートルに及び、重さは20kg。

彼らの体は、80%が6000の特別な細胞をもつ電気器官からなり、860ボルトを蓄えられることが分かっています。

先述した通り、彼らは基本的に単独行動を好むため、仲間と出会うとお互いに攻撃しあいます。

そのため、電気ウナギの池に近づくときは、2人以上で。

一人が電気ショックで溺れてしまった場合、もうひとりが助けられる可能性があります。

電気ウナギのアンペア数は低いので、命は助かるかもしれません。しかし、数匹に襲われたらどうしようもなくなるので、とにかく水から出してあげましょう

2.電気ウナギの注意を引かない

電気ウナギの目はほとんど見えていません。

目の代わりに電場を作り出して獲物を感じ取るのです。

つまり、慌てて水しぶきを上げて逃げるのではなく、深呼吸をして彼らの気を引かないように落ち着くことが生死の分かれ目になるといえるでしょう。

3.太らない

健康的で引き締まった体の方が、電気ウナギのショックに対する抵抗があります。

4.陸に上がる

電気ウナギを見つけたら、静かにゆっくりと陸を目指してください。

その際、電気ウナギの尾には特に注意を払いましょう。最も強力な電力を持った危険な部位です。

陸に上がってもまだ油断しないでください。空気呼吸を併用する電気ウナギは、陸上でも呼吸ができるので水中から飛び出してくることがあります。