犬はテレビをどのように見ているのか?

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犬は、私たちが見ているようにテレビを見ていません。

それは、フリッカー値(臨海融合頻度)のせいです。

フリッカー値とは、点滅した光を見た時に、その光がチラつきのない滑らかな連続光として見えるか、ちらついた断続光として見えるかの境めの値。
以下に、犬と人間のフリッカー値をもとに、テレビの見え方の違いを紹介します。

犬と人間のフリッカー値の違い

人間の場合は、1秒間に約55回の点滅がちらつきを識別できる限界であると考えられているため、テレビでは、1秒間に約60枚の映像が書き換わって映し出されています。

たとえ60枚の光の点滅があっても、私たちはそれを点滅として認識できないため、それがテレビを滑らかな連続映像として見るのに役立っているのです。

しかし、犬はもっと速く視覚情報を処理できるといわれ、1秒間に70~80枚の画像を処理できます。

そのため、動きの識別能力の高い犬にはテレビがちらついた光の点滅のように見えるのです。

また、犬は2色覚(2色しか識別できない)のため、黄色と青のスペクトルしか見ることができません。

そのため、テレビの映像は意味のない黄色と青のごちゃまぜに見えているのかもしれません。

さらに、犬はテレビの映像よりも、吠える、鳴くなどの音によく反応を示します。

参照元:What do Dogs see when they watch TV?