普通に考えると、手に火を持つことはできませんが、あるものを使うとそれが可能となります。
それは、手指の消毒・除菌液(ハンドサニタイザー)。
実は、手指の消毒液は、引火点がとても低いことをご存知でしょうか。
そのため、消毒液に引火した火を触ることは不可能ではないのです。そうはいっても危険なのでやらないようにしてください。
アルコール60%程度でも26℃で引火してしまうほどで、消防法でも濃度67.7vol%以上のアルコールは危険物にも指定されています。
アルコール濃度が高いものほど引火点が下がり、室温でも火のもとがあれば引火してしまうため、扱いには十分な注意が必要なのです。
その引火点の低さを利用した実験を紹介しているyoutubeは意外にたくさんあるので、実際にやるのではなく、その科学的な仕組みを楽しむ程度で見てみてください。