みなさんは、酢と塩を混ぜた液が、さびや水アカ掃除に効果的なことはご存知かもしれません。
今回は、そこに歯磨き粉を加えることで、さらに効率的に台所周り、油汚れや黄ばみ、黒ずみ汚れ、網戸などをスッキリときれいにする方法を紹介します。
酢と塩、歯磨き粉の化学反応と物理的摩擦によって汚れを落とす効果を最大限引き出す方法です。
この手作りの液を使うと、子供の落書きもきれいに落とすことができますよ。
さらにここでは、できた液体をスプレー容器に入れるのではなく、太めのペットボトルに入れて、側面にウェットティッシュのフタ部分を貼り付けて、キッチンペーパーを浸して使います。
これは本当にナイスアイデアです!
どこでもさっととりだせる所に置いておくと、汚れが目についた時に手軽に拭き取り掃除ができます。
掃除の裏技テクニック
使用するのは、酢と塩と歯磨き粉だけです。
みなさんは、昔、10円玉やアクセサリーなどの金属製品を酢に浸けてピカピカにした記憶はありませんか?
酢に含まれる酢酸(CH₃COOH)が、金属の表面の黒っぽい部分(サビの元となる酸化銅や硫化銀などの汚れ)を落としてくれるためです。
ここでは、それに塩(塩基)を混ぜて、酢酸の還元反応を促します。塩は、塩化ナトリウムを主成分とするため、細菌から浸透圧によって水分を奪い、繁殖を抑える効果もプラスできます。
材料
酢 200ml
塩 スプーン2杯
歯磨き粉 20cm程度搾り出す
液の作り方
- 容器に、塩、酢、歯磨き粉を入れて、1分くらい割りばしで混ぜ合わせる
- それをペットボトルに入れて、ウェットティッシュの蓋部分を貼り付け、そこに穴を開ける
- キッチンペーパーを上下に順番に折り畳んで、ペットボトルの中に入れて液に浸すと完成
それで、台所まわりや棚、網戸など、汚れたがついたところをふき取ると、油汚れ、埃、子供の落書き、長い間放置しておいた見えにくいよごれなどをスッキリときれいにすることができます。
歯磨き粉には、研磨剤や界面活性剤が含まれているため、台所の小さな小傷も目立ちにくくなります。
この塩、酢、歯磨き粉を混ぜた掃除方法は、以下の動画で見ることができます。