地球から大気が突然消えてしまったらどうなってしまうのでしょうか?
大気がないということは空気がないことを意味します。
音は、私たちの周りに存在する空気分子の振動によって耳に伝わります。
したがって、この世界には、完全なる沈黙が存在することになります。
さらに、大気がないということは、酸素や雲もないことを意味します。
鳥は真空中では飛ぶことができないため、地球に落下するでしょう。
以下に、地球が大気を失ったらどうなるかについて考えてみましょう。
大気を失った地球の生命
大気がないということは酸素がないことを意味します。
陸上での生活は5分も続かないでしょう。一部の細菌を除いた動植物は真空中で長く生きていくことはできません。
私たちは、肺内の空気と体外の空気の圧力差を利用して呼吸するため、たとえ酸素マスクを渡されたとしても呼吸することはできません。
しかし、海洋内の生命はしばらく続くかもしれません。魚は生きていくために溶存酸素を利用するからです。
最終的にはその水中に残された酸素さえも枯渇してしまいます。
そもそも大気は有害なガスや宇宙線から地球を守っているので、大気無しではほとんどの生命は成り立ちません。
大気を失った地球の姿
大気がないということは雲がないことを意味します。
真空中では、海や川の水は沸騰し、一部の残った水も凍ってしまうでしょう。
空では、大気中の小さな微粒子を失ったことで光が散乱されなくなり、その素晴らしい青い色を失います。
空気は、目には見えませんが、飛行物体を支える質量をもっています。大気がなくなると鳥や飛行機は落ちてくるでしょう。
その場合、宇宙と同じくらい真っ黒に見えるでしょう。
最後に、大気がなければ、日は4分短くなり、夜になるととても寒くなります。