足首の柔軟性を取り戻す1日10分の「スクワット姿勢」とは

毎日10分で柔軟な足首にを取り戻す「スクワットの姿勢」スポーツ科学

みなさん、足首の柔軟性のテストをしてみてください。

その場にしゃがみこんでスクワットの姿勢をしたときに、重心が前になり過ぎず、きちんと床にかかとがつきますか?

つかないのであれば足首がかたくなっている証拠です。

私たちは大人になるにつれて、固まった筋肉や関節、骨格のゆがみなどによって身体のバランスを崩し、どこかしらの痛みをうったえる機会が増えていきます。

この崩れたバランスを整えて身体の本来あるべき機能を取り戻すために「The Flexible Body/柔軟な体」の著者で、自重トレーニングのコーチとして有名なロジャー氏がおすすめするのが「スクワットの姿勢」。

スクワットというと膝を曲げてお尻の位置を上下させるハードな反復運動をイメージするかもしれませんが、ここでは、体の部位が正しい場所に位置したある「姿勢(ポジション)」を意味します。

それは、その場にしゃがみこんだ姿勢、いわゆる幼児期によくみられる排便ポーズ。

かかとをつけられますか?

ロジャー氏は、このポーズをするとき、ほとんどの人が本来あるべき自然な体勢でしゃがめていないといいます。

なぜか大人になると、かかとが上がってつま先に体重がかかった不自然な姿勢になることが多いのです。

そして、この子どもの頃にはできていたはずの自然な「スクワットポーズ」に戻すことは、必ずしも運動のためだけではなく、人間が体を休めるときの本来の姿勢を取り戻すことにつながります。

以下に、人間が本来もつバランスのとれた自然な姿勢「スクワットポジション」によって足首の柔軟性を取り戻すトレーニング方法について紹介します。

「私たちは皆、子供の頃のような本来あるべき身体の状態に戻すべきなのです。(ロジャー・フランプトン)」

なぜ大人になるとスクワットの姿勢ができなくなるのか

スクワットの姿勢でかかとがつかない理由

なぜ大人になると、その場にしゃがみこんだスクワットの姿勢で、かかとが床につかない人が多いのでしょうか?

これは、ロジャー氏のスポーツクラブでよくあがる話題です。

そして、その原因は、私たちが幼児期から履き始める靴にあると考えられています。

私たちの体は、本来、裸足で歩くようにできています。

しかし、習慣的に足の動きを制限してしまう靴を履くことよって足首がかたくなり、スクワットに必要な可動性が失われてしまうために、床にかかとをつけられなくなってしまうようです。

足首の柔軟性テスト「スクワットの姿勢」

足首が固くなっていると、スクワットの姿勢でかかとをつけることは本当に難しく、大変です。

もしどうしてもかかとが浮いてしまうのであれば、床とかかとの隙間に、ヨガブロック、本なら2、3冊を置いて楽な姿勢で始め、徐々に補助を取り除いていき、足の裏ができる限り床と平行になるようにしていきます。

このスクワットの姿勢を繰り返し行って、本来の機能を失った筋肉の弾力や柔軟性を戻すように整えていきましょう。

かかとを柔軟にするトレーニング方法

かたくなった足首でも、体の筋肉や関節と同じようにトレーニングによって本来の柔軟性を取り戻すことはできます。

そのカギとなるのが習慣化です。

足首の可動域を広げ、かかとを下までつけられるようにするのです。

習慣化できるかが結果につながる

たった10分間でもいいので、かかとをつけてお尻を下げたスクワットの姿勢を毎日の習慣にしてください。決して長い時間をかける必要はありません。

子供のころから毎日朝起きたときや寝る前に、歯の状態や歯ブラシの動かし方に注意を払って行うことで、私たちは歯磨きを習慣化してきました。

この毎日10分間という短い時間に、体の感覚や筋肉の動きに集中して取り組むことがなによりも大切で、これが習慣化につながるのです。

ハードな運動を時間をかけて何度も行う必要はありません。

筋肉や関節の柔軟性を取り戻すためには、体の感覚に集中するためにできれば10分以内にできる運動がよいでしょう。

そういった意味でロジャー氏が最もおすすめするのが、上下に動きを入れたハードなスクワット運動ではなく、かかとをつけたスクワットの姿勢を毎日10分間行うだけのトレーニング。

これは、ロジャー氏自身も実際に取り入れている運動だそうです。

このスクワットの正しい姿勢が自然にできるようになると、生まれもった本来の安定した姿勢を取り戻すことにつながるのです。

参照元:How To Do The Perfect Squat, And Why You Should Do It Every Day