外反母趾はハイヒールのせいではないって知っていますか?

ハイヒールの誤解美容と健康のためになる話

足痛治療医のサラ・ハラー博士は次のようにいいます。

ハイヒール自体は外反母趾の主な原因ではありません。
しかし、ハイヒールで歩く練習をして履きなれているからといって常習的に履いても大丈夫というわけではありません。

実は、ハイヒールについては誤った知識をもっている人がとても多いようです。

以下に、ハイヒールに関するよくある誤解や注意点をそれらの理由と合わせてサラ・ハラー博士によるアドバイスをもとに紹介します。

サラ・ハラ―博士サラ・ハラー博士は、エセックス・ユニオン足病科でキャリアをつんだ足と足首の外科医。専門は、筋骨格系の変形、スポーツ医学、足と足首の外傷後の再建と再手術。

外反母趾はハイヒールのせいではない

外反母趾は、ヒールのせいで足の側面にできたコブではありません。

母親、父親、祖父母、家族の誰かからあなたが受け継いだ生まれつきの足の形であることが多く、ハイヒールを履いていない人でも外反母趾になることはあります。

足の親指の付け根にある骨が遺伝的な要因で傾いているのです。

先の細い靴などが、親指の付け根を押して悪化する可能性はありますが、根本的な問題は靴ではなく、遺伝的な影響です。

そのためハラー博士は、外反母趾の人に「かわいいピンヒールの靴が履きたい」と相談されたら、ヒールのある靴を否定するのではなく、少しだけヒールが低めな靴や親指の付け根(くの字の部分)が覆われていないデザインのものをすすめています。

医師は、外反母趾を適切にサポートし、補助することは間違いなくできますが、それによって外反母趾がなくなるというわけではありません。

残念ながら外反母趾は時間の経過とともに進行し、年齢を重ねると悪化することがよくあります。

現在、手術なしに外反母趾を取り除く方法はないようです。

しかし、外反母趾用にデザインされたインソールや足指の間に挟むシリコンパッドなどのサポーターは、あなたの手助けとなってくれます。

ただし、それらのサポーターをはずすと効果はなくなります。

サポーターは、メガネのようなもので、着用している間のみ機能することを覚えておきましょう。

ハイヒールで歩く訓練をしたらハイヒールばかり履いても大丈夫か?

これは、イエスでありノーでもあります。

ハイヒールで歩く練習をすることで、足が鍛えられて履き慣れることはできますが、それが足にとって良いとはいえません。

ハイヒールを履くと、かかとが高い位置に配置され、アキレス腱が縮んだ状態になります。

そのため、持続的に着用することで、アキレス腱は伸びにくくなり、時間の経過とともに実際に短くなってしまうのです。

アキレス腱が短くなると、足の前側に多くの問題を引き起こす可能性があります。

すべての圧力が指の付け根にある5つの小さな骨、主に母指球にかかった状態になるので、それが足の健康によいとは決していえません。

どうやらハイヒールは、ちょっとしたお出かけにはおしゃれを楽しめて素晴らしい靴ですが、長い期間、常習的に履く靴としてはおすすめできないようです。

その他にも、ハラー博士のもとにはさまざまな相談が寄せられるので、その一部を続けて紹介します。

ペディキュアで爪の水虫ができやすい?

水虫の真菌は、どこででもひろってしまう可能性があり、感染源を特定することはできません。

カーペットでもペディキュアサロンでもうつることはあります。

そのためハラー博士は、ペディキュアサロンに行くときは、自分のマニキュアを持参したり、器具や足湯の部品を交換するなど衛生面に気を付けているサロンを選んだりと、必ず予防策を講じるようです。

いぼができるのは足が汚れているからですか?

足が汚れているだけで、イボはできません。

イボはウイルスなので、あらゆる種類のものから感染します。

ヨガマットの上にいる可能性もありますし、運動器具、プール、ジム、シャワーなどどこにでもウィルスは存在するのです。

足の皮膚層には、目には見えない小さな亀裂があり、それがウイルスの侵入経路となりやすいようです。

しかし、恐れずに自分の人生を楽しんでください。

ただ小さなイボでも、成長して巨大なものに広がる可能性があるため、小さいうちにできるだけ早く皮膚科に受診することをおすすめします。

参照元:Podiatrists Debunk