ピザは丸いのに、なぜ四角い箱に入れられることが多いのでしょうか?
それは、四角い箱が、厚紙一枚でできているからです。
では、そもそもピザに丸い形が多いのはなぜなのでしょうか?
考えてみると、少し奇妙ですね。
以下に丸いピザと四角い箱の形のなぞについてみていきましょう。
ピザが丸い理由
たしかに、ピザには、四角い形もありますが、ほとんどが丸い形をしています。
それは、丸い形の方が、全体を均一に加熱しやすく、切りやすいというメリットがあります。
また、手作りのピザ生地の場合、生地を回転させて遠心力を利用しながら丸い形に引き伸ばす方が四角く形を整えるよりも効率がよいようです。
生地を寝かせるときもボール状に丸くしてから、中心から伸ばす方が均等な厚さに伸びます。
では、このようにピザは丸いのに、なぜ箱は四角いのでしょうか?
ピザの箱が四角い理由
それは、ピザ用の箱が、一枚の厚紙で作れるためです。
四角い方が、製造が簡単でコストが安いのです。
一方、丸い箱は何枚ものシートを特殊な機械でつなぎ合わせる必要があるため、大量生産しやすい四角い箱の方がコストパフォーマンスがよいのです。
また、四角い箱なら、保管時に場所を取らないだけでなく、平らな段ボールシートの形で輸送され、簡単に積み重ねることができます。
しかし、丸い箱では、組み立てが難しいだけでなく、巨大な箱の山を運搬したり保管したりするのも難しく、重ねた箱が倒れやすいというデメリットがあります。
さらに、四角い箱の場合、ピザの周囲に空きスペースがあり、ピザのスライスを持ち上げやすいというメリットも。
空いたスペースには、チリフレークやオレガノなどを置くこともできます。
実際には、世界各国で、この「ピザは丸く箱は四角」というあたりまえのようなできごとを覆す試みは行われているようです。
既に、アップル社も丸いピザ用容器に特許申請をしており、これからピザの箱も進化していくかもしれませんね。