世界一かわいいと話題となったモモンガの初飛行。
ここでは、兄弟のモモンガが生まれてはじめて木から飛び立つ姿につい顔がほころんでしまうような動画を紹介します。
1匹が勇敢に飛び立つ一方で、2匹目はただ見ているだけ。どうやら飛ぶのは明日にしたようです。
モモンガは、実際に羽ばたいて飛ぶわけではなく、紙飛行機のように風を受けて滑空する飛び方をします。
以下の画では、タイリクモモンガ(エゾモモンガ)の親子が冬を越し、春になって初めて空を飛ぶ瞬間までが紹介されています。
モモンガの飛び方
木の高いところでは、モモンガは地面に触れることなく移動することができます。
モモンガは、手首から足首まで毛皮のような膜が伸び、この皮膜を軟骨によって最大限広げて、ハンググライダーのように木から木へと滑空します。
飛行中は尾を使って方向転換し、身体を起こして減速しながら木に着地。
冬越し、そしてモモンガの初飛行へ
使われていないキツツキの巣穴は、モモンガの親子を氷点下の気温から守ってくれます。
冬の間、メスのモモンガは、そこで赤ちゃんに乳をやって育てるのです。
春の暖かさが森を変える頃、赤ちゃんモモンガが巣のシェルターを離れる時がやって来ます。
最初の飛行は兄弟にとってやや気が遠くなるようなものでした。
1匹目は勇気をもって挑もうと木に登りますが、もう1匹はそれほど自信がないようでそれをただ見守っています。
一般的に、モモンガは、飛び立つ地点の高さの約2倍の距離を飛ぶことができます。
高く登れば登るほど、遠くまで滑空できるのです。
さっそく1匹目が飛び立ました。初飛行は見事成功。
もう1匹はというと、安全な巣穴に戻ってしまいました。どうやら初飛行は明日以降に延期したようです。
モモンガの飛ぶ様子は動画で見ることができます。
Baby Flying Squirrel Takes Flight for the First Time | Mammals | BBC Earth