壁への「足上げ」がもたらす素晴らしい健康効果

一日の終わりに、全身を脱力したまま壁に沿わせて足を上げてみてください。ただ、心を落ち着かせて、胸(心臓)や頭に向けての血液やリンパの流れがよくなるように姿勢のバランスを意識しながら。

たったこれだけで、血液やリンパ液などの循環を促し、神経系を落ち着かせながら体を内部から整える効果があるといわれています。

ここでは、この「足上げ」運動を毎日短時間行うだけでもたらされる、体や心への素晴らしいメリットについて紹介します。立ち仕事が多い人や、循環機能の低下による足の疲れやむくみで悩んでいる人には特におすすめです。

足上げのやり方のポイント

足は、まっすぐ上に上げてください。このとき、腰の下に小さなクッションを置くと、楽な姿勢で壁に沿わせた足を垂直にあげることができます。

腕は伸ばして床に置き、完全に力を抜きます。

この体勢を15分から20分間は維持し続けなければならないので、必ず腰や足首など、体を締め付けない楽な服装で行いましょう。

足上げの効果

ただ足を壁に立てかけるようにして高く保つだけという非常に単純なエクササイズのように感じるかもしれませんが、下記のように、体の血行を上げ、滞ったリンパの流れを解消するだけでなく、心をストレスから解き放って神経系を落ち着かせるなど心身には素晴らしいメリットをもたらしてくれます。

さらに、これを毎日続けることによって、心身に得られるメリットはますます増えていきます。

足の疲れを解消する

足上げは、たった20分行うだけで姿勢の軸(身体の中心となる軸)を整え、体のコリやハリをほぐす効果があります。

特に一日の終わりに不快感を生じやすい足からお尻にかけてのハリや疲れを取るには、最善の方法です。

足のむくみをやわらげる

足のむくみは、腎臓から生じる循環トラブルが原因であることがほとんどです。

そのため、足を高く上げることによって、重力の力を借りて、妨げられていた循環システムの流れをやわらげることができます。

特に一日中立ち仕事をしていると、足から心臓に向けての血液循環が悪くなり、むくみやすい傾向があるため、一日の終わりに、足を高くして、滞ってしまった血液やリンパの流れを解消してください。

神経系を落ち着かせる

足上げの姿勢は、筋肉を過度な緊張や負荷から解放し、神経系をリラックスさせます。さらに、呼吸を改善する手助けにもなるため、より多くの空気を体内に取り込めるようになります。

一般的に、体にかかる負担は、おなかや首、こめかみの領域に集中するといわれ、壁に足を置くと、重力の力がこれらの領域の問題を和らげる効果があるといわれています。

消化機能を改善する

足を上に、そして頭を地に接するこの姿勢は、腸の働きに有利であり、消化器系の働きを改善します。長期的に行うことによって、栄養の吸収を助けて便秘を防ぎ、体を内部から回復させていきます。

心を落ち着かせる

足上げの姿勢は、脳の酸素供給に適しており、身体的に、さらには、心を素早くリラックスさせる効果があり、15分間から20分間続けることで、心が休まり、静かな幸福感で満たされていきます。