私たちは、カーナビのおかげで道に迷うことなく旅先から家まで帰ることができます。
しかし、鳥が地図を持って飛び回っている姿なんて見たことありませんよね。
それなら動物たちは行き先や方角を、どうやって知るのでしょう?
今回は、長距離移動をする動物がもつ不思議な能力について紹介します。
長距離を移動する動物の特殊な能力
毎年春や秋になると、いろいろな動物が、赤ちゃんを産んだり、食べ物を探したりするために長い旅をします。
これらの長距離を移動する動物たちは、行き先をどうやって知るのか、まずは当てずっぽうでもいいので、自分なりの答えを考えてみましょう。
不思議に思ったことや質問があるときは、いかなるときも自分なりの考えをもつのは素晴らしいことです。
「目印」となるものを見つける
「目印」、それは素晴らしいアイデアです。
目印とは、旅の途中で気づく特別なもので、見たときにすぐにわかるもの。
例えば、私は、お店に行くときはいつも、角にある大きな青い家を右に曲がるようにしています。
なんと実際に、動物たちも目印を使うことがわかっています。
彼らは、見覚えのある山を見れば、正しい道を進んでいることがわかるのです。
ただし、ここで気になることが。もし目印になるようなものがなかったら、動物たちは、一体どうするのでしょうか?
例えば、イルカのように海の中を泳ぐ動物の場合、周りにあるのはただの水の塊です。
彼らは、どうやって行き先を知るのでしょうか?
地理的な目印がないときの「道しるべ」
ちょっと難しい質問ですね。
アザラシや鳥のように夜中に目を覚ましている動物の中には、星を道しるべに使うものがいます。
彼らは星座のように、いくらかの星のパターンのようなものを探し、星を目印に、歩いたり、泳いだり、飛んだりして彼らが行くべき場所に進むのです。
なんだかかっこいいと思いませんか?
科学に限らず、私たちはときに、好奇心を持ったり、疑問に思ったりしたことに、答えを見つけようと探求すると、全く想像つかなかったような真実を発見することがあります。
これまでに、いくつかの動物は「目印」を使い、「星」をたよりに目的地に進む動物もいることが分かりました。
実は、特定の鳥や蜂のように、人間にはできないすごい能力を備えた動物もいます。
体内コンパスをもつ動物
彼らは体の内部にコンパスを持っているのです。
私たちは、ハイキングや山登りに行ったときに、コンパスを使うことがあります。常に北を指す小さな針が、進むべき方角を教えてくれます。
驚いたことに、鳥やミツバチの体内には それと同じようなコンパスがあるのです。
その仕組みはまだはっきりとは分かっていませんが、この動物たちは自分で北の方向が分かるため、移動する時には、自分がどちらを向いているかを知っています。
私たちにも内部コンパスがあれば、旅がもっと楽しく快適になりそうですが、私たちは地図やカーナビという強い味方に頼らざるを得ないようです。
最後に
いかがですか?
動物たちがどのようにして家に帰るのかを探ってみると、おもしろい発見がありました。
地球上にはたくさんの動物がいて、種によって方向を知る方法は異なり、それぞれが赤ちゃんを生んだり、エサを求めたりして移動をするうちに、さまざまな能力を進化させてきたのです。
これからも動物について楽しく学べたらいいなと思います。